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Round 1:津田 友語(埼玉) vs. 国吉 真木朗(東京)

By Yuuta Okauchi



 「晴れる屋×龍王戦」の記念すべきRound1のフィーチャーに選ばれたのは、津田 友語と国吉 真木朗の二人。

 津田は、今年夏に行われた「日本レガシー選手権」で優勝した佐宗 一歩(東京)が使用していた《炎渦竜巻/Firespout》入り『CTG』の原形制作者で、佐宗 一歩が運営するAMCでもスタッフとして活動している。大会に出る際は「龍王戦」が多く、昨年行われたGPシカゴに遠征もしている、筋金入りのレガシープレイヤーだ。今回は『ZOO』を使用している。

 一方の国吉は、5年前にマジックをやめるも、1年前にレガシーをやるために復帰。しかし、大会に出るのはそれ以来、という再復帰組のプレイヤー。「スタンダードは早くてついていけなくて……」という国吉の言葉に、津田も頷く。使用するデッキは、《オアリムの詠唱/Orim's Chant》タッチした『Ad Storm』だ。

 ダイスロールに勝利した津田の先手でゲームスタート。
Game 1


 津田が《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》と火力と土地だけの遅いハンドをマリガン。6枚のハンドには満足がいったようで、これをキープ。国吉は7枚でキープする。

 津田の1ターン目は《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》から《Taiga》をフェッチしての《野生のナカティル/Wild Nacatl》からスタート。カードプールが広がれば広がるほど強いこの猫が、2ターン目には《Plateau》セットで3/3となって国吉に襲いかかる。続けて《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》を場に送る。

 一方の国吉は《Tropical Island》から《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》をセットして、2ターン目には起動しつつフェッチランドを場に置き、ライブラリーをリフレッシュする準備を進める。

 3ターン目に津田は《不毛の大地/Wasteland》で国吉の《Tropical Island》を叩き割って2体で5点のアタック。土地は2枚で止まってしまうが、援軍として《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を場に送る。

 津田のターン終了時に国吉はフェッチランドを起動して《島》を持ってきて、《師範の占い独楽》で新たな3枚を確認し、自分のターンでは《Scrubland》をセットするだけでターンを返す。

 津田は《Chain Lightning》を本体に打ち込み、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》のサイズを2/3上げて総攻撃。国吉のライフは残り1となる。

 国吉は《師範の占い独楽》でライブラリーのトップを確認した後、次のゲームの準備を始めた。

津田 1-0 国吉

 この時点で国吉のデッキの本来の動きはわからないが、津田はすんなりとサイドボーディングを終える。一方の国吉は《オアリムの詠唱/Orim's Chant》を抜き、《殺戮の契約/Slaughter Pact》をサイドインする。

Game 2


 後手の津田の《Taiga》からの《密林の猿人/Kird Ape》でゲームスタート。一方の国吉はフェッチランドを2枚並べる立ち上がり。

 津田はアタック後、サイドインした《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》をプレイ。国吉はこの《ガドック・ティーグ》にスタックして《島》をフェッチしてきてから《渦まく知識/Brainstorm》をプレイする。

 返す国吉のターン。まずは《殺戮の契約》を《ガドック・ティーグ》に撃ち込み、不安要素を取り払ったうえでいよいよコンボスタート。

 《水蓮の花びら/Lotus Petal》《水蓮の花びら》《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》と並べ、《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》を自分の0マナアーティファクトに土地を全て生贄に捧げて撃ち込んで、一気にストームとマナを増やす。

 そして《冥府の教示者/Infernal Tutor》をプレイ、スタックで《ライオンの瞳のダイアモンド》を起動して、ライブラリーから《苦悶の触手/Tendrils of Agony》をサーチ。

 この時点でストームは10を超えており、国吉が星を取り返す。

津田 1-1 国吉

Game 3


 津田は土地が1枚ながら《貴族の教主/Noble Hierarch》と《翻弄する魔道士/Meddling Mage》があるハンドをキープ。国吉も7枚の初手をキープする。

 津田はまずフェッチランドから《Savannah》をサーチして《貴族の教主》。2ターン目には2枚目の土地を引けなかったものの、《翻弄する魔道士》(指定は《神秘の教示者/Mystical Tutor》)を場に送る。

 国吉は2ターン目に《Tundra》から《渦まく知識/Brainstorm》をプレイし、フェッチで不要な2枚を新鮮なライブラリートップに変える。《Scrubland》を持ってきてターン終了。

 津田はアップキープに国吉の《オアリムの詠唱/Orim's Chant》で動きを止められてしまい、《翻弄する魔道士》が賛美の力を借りて3/3となってアタックするのみでターンを返す。

 ここで国吉はドロー後に辛そうな表情を。引いてはダメな《むかつき/Ad Nauseam》を引いてしまったのだ。かなりの熟考ののち、「1マナ足りない……」と呟き、《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》をプレイ、ライブラリーのトップを確認、《師範の占い独楽》自身ををドローに変えて《思考囲い/Thoughtseize》を手札に加えて津田のハンドを確認、《赤霊破/Red Elemental Blast》を抜き取る。

 未だ2枚目の土地を引かない津田は《翻弄する魔道士》でアタックしつつ、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を追加するだけでターンを返す。

 一方の国吉も《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》を置きなおすだけだったので、津田は5点のアタックののち、さらに追加の《タルモゴイフ》をプレイ。国吉の残りライフは8となり、残されたターンは1ターンのみ。

 ここで国吉はターン終了時に《師範の占い独楽》でライブラリートップを確認し、再び《師範の占い独楽》をドローに変え、《師範の占い独楽》ごと《渦まく知識》で引きなおして、ハンドを整える。

 そして自身のアップキープに《殺戮の契約》で《翻弄する魔道士》を除去し、《神秘の教示者》で《冥府の教示者/Infernal Tutor》を積み込み、通常ドローでこれが手札に加えられる。


 ここからはもう『Ad Storm』の独壇場だ。《ライオンの瞳のダイアモンド》2枚から《暗黒の儀式/Dark Ritual》、《冥府の教示者》のプレイにスタックで《ライオンの瞳のダイアモンド》を起動して、《不正利得/Ill-Gotten Gains》を手に入れてこれをプレイ。《暗黒の儀式》《ライオンの瞳のダイアモンド》《冥府の契約》を手札に加え、さらにマナとストームを稼いだのち、《冥府の契約》から《苦悶の触手》を手札に。

 《むかつき》をプレイすることなく、国吉が鮮やかにコンボを決めてみせた。

津田 1-2 国吉

 Game 1で国吉はドローが芳しくなく、『CTG』の振りをしたまま投了したが、津田は《Scrubland》が出た時点で『CTG』では無いと確信しており、きちんと『Ad Storm』用のサイドボーディングをしていた。それを聞いた国吉は「『CTG』の土地構成も把握しておかなきゃだめだね」と、久しぶりのレガシーを堪能したようだった。

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